2011年3月25日金曜日

助けあいジャパン -小さな声を聞き、きめ細かいニーズを吸い上げ、個人の力、チームの力を無駄なく大きく生かす工夫-

助けあいジャパン」というサイトが、つい先日立ち上がりました。
みんな、きっとこの大災害を目の当たりにして「何かしたい。でも、何ができる?」を自問自答され続けているのではと思います。私はボランティアは常々、"Skill based volunteer (持っている技能を活用したボランティア)" が最も社会的な効用が高いと信じています。つまり得意なことを持ち寄ることです。ですので、私はインターネット関連の仕事をしていることから、何とかお役に立ちたいと自己満足かもしれませんが、自分なりにいろんな立場を想定して意義があると思う情報を本業の合間を見て発信しておりました。でも、それをやりながらも同時に一人でできることには限界があることを痛切に感じていました。
そんな中、Facebook上でlooopsの斉藤さんがこの「助けあいジャパン」を企画されサービス提供されたことを知りました。私たち動きの早い業界の常識からしても、あれだけ質の高いサイトを異常としか言いようのない短期間で開始されました。いいサイトには、文字になっているいないに関わらず、それぞれ意図すること、伝えたいことが必ずあります。この「助けあいジャパン」の主旨に以下の一節がありました。
「そして今日、携帯電話、インターネット、ソーシャルメディアが発達し、一人ひとりが発信し、共有できる情報の量は格段に増えています。これまでは聞こえて来なかった小さな声を聞き、きめ細かいニーズを吸い上げ、個人の力、チームの力を無駄なく大きく生かす工夫ができるはずです。」

これだ!と私は正直に思いました。これこそが、苦しんでいる方々の苦しみを伝え、その苦しみを理解し、和らげることができる人がそっと手を差し伸べることを可能にさせる仕組みだと。そして、これこそが、日本を再生し、新しい時代を作り出していくための機動力になるものだ。そう、私は直感しました。だから一人でも多くの手を差し伸べたい人に活用して欲しい。このサイトを立ち上げられるにあたって同じくご尽力された、さとなおさんのブログの言葉にもとても賛同しました。
『というか、このサイトは常に「ベータ版」です。刻々と変わる被災地・避難所・避難生活の状況に応じて、フレキシブルに、息長く運営していこうと思っています。』
最後に、同じくこのサイトの主旨の引用です。

『日本語に「助けあい」という言葉があることを、うれしく、誇らしく思います。この言葉を今、一人ひとりが新しい気持ちでとらえ、考え、自分にできることをすることで、助かる命があります。』
まだまだ私たち、一人一人ができることはたくさん有ります。考え続けていきましょう。

2011年3月22日火曜日

いちめんのなのはな

この写真は、今朝の通勤途中で目に留まってiphoneで撮影したもの。場所は、大都会の大阪は梅田茶屋町のとある一角。
今頃になって、小学校4年生のときに教えてもらった詩を突然思い出した。ググってみた。あった!
今、悲しすぎることが起こった人々も、こんなふうに穏やかな気持ちになれるようにするぞと、改めて心に誓った。



風景


   純銀もざいく
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。




※著作権等で問題がある場合は直ちに消去しますので、ご連絡下さい。

原発という名のパンドラの箱、そして希望

この文章を書き始める前に、この度の東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げると共に、被災者救済や復興支援で日夜、命をかけて働いて下さっている皆様に深い敬意を表します。
今回の東日本大震災にともなう原子力発電所の事故をきっかけに、思うところがあり文章を書きます。私は原子力発電に関しては、反対派でも推進派の何れでもありません。これまで積極的に自分の頭でその是非や安全性について考えたことがありませんでした。ただ何となく、あの悲しすぎるHiroshima、Nagasakiの経験を持つ国だからこそ、大丈夫なんだろう。戦後の焼け野原から技術立国で世界のトップをいく日本だから大丈夫に違いない。その程度の浅い考えでした。でも、今回の原発被災で事実を目の当たりにし、100%の安全は無いということだけは理解しました。
あまり聞かれたことが無いかもしれませんが、「パンドラの箱」という言葉があります。ギリシャ神話から来たものです。「開けてはいけないもの」、「禍いをもたらすために触れてはいけないもの」を意味する慣用句として時折、使われています。Wikipediaから引用すると概ね以下の内容です。

『ある日パンドーラーは好奇心に負けて箱を開いてしまう。すると、そこから様々な災い(エリスやニュクスの子供たち、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪などなど)が飛び出した。しかし、「ελπις」(エルピス)のみは縁の下に残って出て行かず、パンドーラーはその箱を閉めてしまった。こうして世界には災厄が満ち人々は苦しむことになった。』
今回の福島で原発事故が発生し、その行方を見守りながら、この神話を思い出しました。不謹慎とお叱りを受けるのを承知で書きますが、福島原発をパンドラの箱に例えて考えたのです。誤解をしていただきたくないのは、私は原子力については全く素人であり、別に放射能が漏洩した事実を大げさにしたい訳では全くありません。私が伝えたいのは被爆された方々の健康への危惧はもちろんのこと、放射能という見えない、よく影響が理解できないものに対して人々が抱く恐怖心、周辺国まで及ぶ不安感、さらに国や電力会社へのやるせない怒り等々、様々な負の感情が同時に外に出てきたように思えたことです。
先ほどの、「パンドラの箱」の説明文中に『「ελπις」(エルピス)のみは縁の下に残って』とありました。このエルピスとは何かについて諸説有るらしいですが、今、私が固く信じたいのは「希望」説。『数多くの災厄が出てきたが、最後に希望が出て来たので人間は絶望しないで生きる事が出来るとされる。』
福島原発の現場では、放射性物質の大量放出を防ぐため、まさに命がけで放水冷却活動や制御回復などが続けられています。私はそんな方々の命がけの行動の行く末について希望を持ち続けたい。他の広範囲な地域でも同様に復興作業、被災者救済にご尽力されている方々が多数いらっしゃる。くやしいけど、被災された方々の苦悩はまだまだ続いてしまうのかもしれない。それでも、最後に残った「希望」を私は握りしめて絶対に逃がさない。

2011年3月18日金曜日

【Twitter初心者の方へ】被災関連でTwitterを使った情報収集と情報伝達には#(ハッシュタグ)を利用ください。


今回の地震をきっかけにTwitterを始められた方も多いかもしれませんので、あえて基本的な使い方をお伝えします。
Twitterは即時性にすぐれる反面、玉石混合の情報があふれかえります。そんな中で効率的に自分の知りたいことを知り、伝えたい人に伝えるには少しコツがいります。
Twitterには#から始まるハッシュタグという機能があります。それを使えば、自分をフォローしてくれている人以外にも、より多くの関心を持ってくれているだろう人々の目にふれさせることができます。
例えば地震情報に関しては自分のツイート(つぶやき)のあとに #jishin と入れます。
そうすることで、この共通の#jishinというキーワードのもとで、同じように地震について情報を集めている人々が居て、あなたのコメントが閲覧可能な状態となっています。
実際に、地震情報を提供したあと、自分がツイートしたあと、自分のタイムライン(ホーム)に表示されている#jishinのところをクリックしてみてください。すると同じように#jishinをつけてツイートしている人たちの情報が時系列に見えます。もっと簡単に見る方法としては検索の窓にこのハッシュタグを入力して検索すれば、読むことが可能です。
但し、ハッシュタグにより共通のトピックスで膨大な情報が寄せられますので、目的に合ったハッシュタグを選び、読み手のことを考えた内容でのご利用をくれぐれもお願いします。


以下、今回の地震関連のハッシュタグ一覧


○総合情報関連
・#jishin 地震全般情報
・#311care 医療系被災者支援情報
・#anpi 安否確認用
・#hinan 避難所や避難警告情報 
・#j_j_helpme 救助要請
・#311sppt 本当に支援が必要な現地の方々の生の声のみ


○県別の情報関連
・#save_miyagi 宮城県の情報
・#save_fukushima 福島県の情報
・#save_ibaraki 茨城県の情報
・#save_iwate 岩手県の情報
・#save_aomori 青森県の情報
・#save_yamagata 山形県の情報
・#save_nagano 長野県の情報
・#save_niigata 新潟県の情報


○インフラ・交通機関関連
※数字部分は日付によって変わります。
 (例:3月18日→318)
・#318teiden 停電情報 
・#318train 電車の運行状況 
・#318bus バスの運行状況 
・#318car 道路交通状況 
・#318plane 航空状況 




2011年3月16日水曜日

小さなお子さんがいらっしゃる方にできる最高のボランティア

私の友達でベビログという赤ちゃんとの思い出づくりサイトを運営している板羽さんが、以下のような素晴らしいサイトを立ち上げました。是非、是非、ご覧下さい。
http://smileforjapan.wsx2.net/
私は子供たちの写真を見て涙が出てきたのは初めてです。
この子達のためなら、私は希望を持ち続け、どんな困難でも乗り越えていく自信があります。

みんな、それぞれが自分の得意とするところで何かアクションを起こせば、それが人々の未来への希望に繋がります。

以下は板羽さんのコメントです。

2日間、徹夜でようやく完成しました!
ウズウズのメンバー3人で作りました。
関西にいる私たちになにができるのか・・・
祈ること、義援金での貢献。あとは何ができるのか。
そこで出した結論は、”日本人が一丸となって復興に向けて立ち上がる”という気力がわくサービスを作ろう!ということでした。

今、日本はとんでもない状況に陥っています。しかし、人々はお互いを思いやり、日本人としてまとまりを見せています。
そして、このような状況においても、道徳感を持って行動する日本人が高い評価を海外から受けています。

今こそ、日本人が一丸となって力を合わせ復興し、失われつつあった絆を取り戻し、そして、日本人としての誇りを取り戻すことができるのではないかと思うのです。

子どもの笑顔ほど力を与えてくれるものはありません。
そして、私たちは子どもたちの未来のために、この困難を乗り越えて復興しなければいけません。

そんな想いで作りました。
もしよろしければ、ぜひ笑顔いっぱいの子供の写真を投稿してください!

日本の明るい未来のために、日本人として誇りを持ち、共にがんばってまいりましょう!

PRAY&SMILE FOR JAPAN!!

2011年3月15日火曜日

ENGLISH Hotline for the foreigner in disaster area. 英語でのホットライン

被災地の外国人の方のために英語のスカイプでのホットラインを開設された方がいるようです。Some one setup an ENGLISH Hotline for the foreigner in disaster area by using Skype.


For foreigner, News Flash Translation help -外国人の方へ地震速報の翻訳の助けに-

地震速報等で日本語の情報しか入らない場合で困っている人が居れば、教えてあげて下さい。
Googleは人口知能(Artificial Intelligence)の開発に熱心なので、かなり使えます。
http://translate.google.com/#

For those who have trouble reading information about Earthquake news flash which is available only Japanese, google's machine translation might help you.
I think that google has been developing Artificial Intelligence, the technology is getting quite mature.
http://translate.google.com/#
Also, google's brower Chrome itself has translation function by the way.

2011年3月11日金曜日

安否確認はこれを使って下さい。

現地通信確保のため、安否確認は以下をご利用下さい。iモード災害用伝言板 http://j.mp/fzqH7M 災害用ブロードバンド伝言板 http://j.mp/hGBaTh 災害用伝言ダイヤル http://j.mp/hR6iyW

災害情報 安否確認 Person Finder: 2011 Japan Earthquake

災害情報 安否確認 Person Finder: 2011 Japan Earthquake 

地震の安否確認に使って下さい。

iモード災害用伝言板 http://j.mp/fzqH7M
災害用ブロードバンド伝言板(Web171) http://j.mp/hGBaTh
災害用伝言ダイヤル(171) http://j.mp/hR6iyW

2011年3月10日木曜日

iPad2と初代iPadとの違いは何か?何ができるようになるか?誰が買うようになるのか?

初代iPadは全く新しい発想で創り出された何ともエポックメイキングなプロダクトでした。
その後継機種iPad2が米国では3月11日、日本を含む他の重要拠点では3月25日に発売開始となります。先日、遅ればせながらAppleのサイトでのスティーブ・ジョブスのプレゼンを見ました。iPad2は病気療養中のスティーブ・ジョブスが自ら登壇してプレゼンするくらい思い入れのあるプロダクトです。
さて、それでは初代iPadとの違いは何か?何ができるようになるか?誰が買うようになるのか?などを、ごく一般的なレベルの一利用者としての考察を書きたいと思います。

私が見た限りの主だったポイントは以下の5つです。

1.カメラが背面にも前面にもつきました。
これまではiPadで自分が撮影した写真を見よう思ったら、通常(便利なアプリを知らない人)はiphoneやデジカメに保存されている写真を一旦パソコンに入れ、iPadとシンクロする必要がありました。
当たり前ですが、新しいiPadは外部カメラでとってすぐ見れます。これによって、パーティなどでiPadで撮影して、すぐにまたみんなで、画面サイズを生かしてすぐ映像を見て楽しむといったことができるのではと思います。
さらに、iphone4で登場した前面のカメラは、離れたた場所に居ながらもお互いの顔を見ながらのコミュニケーションを可能にさせます。子や孫と離れて暮らすパソコンが苦手、毛嫌いされるお年寄りの方にとっても直感的な操作が可能なため、孫の顔見たさにiPad2を使ってみようとされる方も増えるのではと思います。

2.白がでます。
初代は黒だけでしたが、iPad2では白もでるとのことです。それも初日から(スティーブ・ジョブスのプレゼンでは、ここで自虐的な笑いをとっていました)。実はこの白が出たということが、販売に与えるインパクトが最も大きいのではと個人的には思っています。
その理由として、私は白が加わることによって、iPadをデジタルフォトフレームとして利用する人が飛躍的に増えるのではと考えます。写真のフレームが黒ですと、日本人としては何となくですが、ご遺影を連想してしまうのではと思います。その点、白のフレームは結婚式の記念写真に使われるなど明るいイメージがあります。さらに女性の支持者が激増するのではと思っています。一般的に黒より白は「カワイイ」と言われます。それに、白だと自分でその部分をキラキラシールを貼ってデコッたりできますし。

3.三軸ジャイロがつきました。
これによって、カメラの手ぶれ補正に有効なのではと思います。多分、ゲームの分野で活用されるのではと思います。私にはよくわかりません。

4.スマートカバー(別売り)
私が今回最もAppleらしいイノベーションを感じたのが本体そのものではなく、このスマートカバーでした。これまでのものはブックカバーのように全体を覆うもので、保護性能を考慮してそれなりの厚みもありました。今回リリースされるスマートカバーは、カバーとして薄く十分な機能を有しているだけでなく、マグネットを使い奇麗に装着でき、カバーの開け閉めと電源のオン・オフが連動します。さらに素晴らしいのはこれが折りたたまれることによって、2段階の傾斜を作り、iPadのスタンドになります。緩やかな傾斜はテーブルやデスクにおいてのコンテンツ閲覧や、文字入力に。急な傾斜はiPadをフォトスタンドに早変わりさせます。カラーも色々と用意されていますので、好みに合わせて選べます。これまで、iPadを机の上にベタッと置くとちょっと見づらいし、持ってると重たいしと感じた方は多いのではないでしょうか?それをこのスマートカバーが解消してくれそうです。

5.早くなった
実際何がどう早くなったのか、快適に感じるのかはまだ触ってない私にはわかりません。

以上の考えを総合すると、「で、結局、欲しいか?」と聞かれたら、「もちろん!」と私は迷わず答えます。

2011年3月9日水曜日

やっぱり、無理だったか容量無制限。「トレンドマイクロ オンラインストレージ SafeSync」

私がこんなお得なサービスはない!と思って申し込んだ。それが、サービス開始以来たった4ヶ月で破綻した。年間3,980円で容量無制限というのは、やはり無理があったようだ。
個人的には、残念。

トレンドマイクロから届いたメールを一部抜粋します。
----------------------------------------
「日頃よりトレンドマイクロ オンラインストレージ SafeSync(以下、SafeSync)のサービスをご利用いただき誠に有り難うございます。
このたび、SafeSyncは2011年3月9日を持ちまして、容量無制限のサービスの新規販売を終了いたします。販売終了に伴い、容量無制限のサービスは現在ご契約中のお客さまの満了を持ちまして、提供を終了いたします。ご購入いただいたお客さまには大変なご迷惑をお掛けすることとなり、心よりお詫び申し上げます。・・・」

2011年3月7日月曜日

Facebookは出会い系ではない。

むしろ、Facebookは私から言わせると、勝手に作った言葉で恐縮だが「再会系」だ。Facebookで新しい出会、友達を作るなど、全くもって無意味だと思う。
それを実感させられたのが、今日の友人との再会。それはFacebookが可能にしてくれた。その友人と最後に会ったのは12年前、それもハンガリーで。その前は大学に在学中だから、20年前。大学時代と言っても、私は中退経験があるので、その最初の大学の級友。実際に一緒に勉強したのは入学したての4月から夏休みまでの3〜4ヶ月。その友人とは何故だか共感しあうものがる。ちなみにその友人は女性だけど、男とか女とかを超えてなにか共に感動する部分が同じ。
何なんだろう、最近思うのはどんなに周りに沢山人がいても究極突き詰めれば、人間は孤独なんじゃないかと感じる。孤独、つまり一個人であること。だからこそ、その一個人であることを認め合うひとが真に友人であると感じる。
別に私は友達の数を多く欲しいとは思わない。むしろ、少数の人でいいから深く、深く互いを理解し合いたいと思う。
それにしても先週末の結婚式といい、今日の友人との再会といい、人間が生きていく、そして歳を重ねるとは何て素晴らしいんだろうと感動した。
私はFacebookの伝道師でもセールスマンでも何でも無い。ただ、今現在ではFacebookは結果的にInternet史上最高傑作であると思う。何故なら、Facebookによって、Technologyの進化によって、今を生きる私達は人間としての究極の喜びである心から感動を共有できる道具を手に入れることができた。
Technologyは人間を幸せにするために、人としての嬉しさを感じるために存在すると確信した一日であった。

2011年3月5日土曜日

おめでとう

今日結婚した私の大切な友へ。

結婚本当におめでとう。本当に嬉しいです。 これから新たな人生を歩む二人に、何もできないけれど、私の尊敬する人の言葉を送らせてください。 
私は岡本太郎という人が好きです。彼の作品だけではなく、生き様が好きです。その彼がこんな言葉を残しています。
「漫才師にかぎらずコンビで何かをやるときはみんな同じだ。遠慮したり、内にこもらせず、面白くぶつかりあうことが大事だね。ぶつかりあうことが面白いと思って互いをぶつけ合う。そうすれば、逆に生きてくる。」
 最近、中東が大変なことになっていますね。あの辺は何十年もある意味、表面上は平穏でした。でも本当の意味で穏やかはではなかったのです。人々は我慢していました。不満を抱えていました。それがどんどん積み重なって、ちょっとしたきっかけで、あんな風になってしまいました。 私は夫婦も同じだと思います。表面的な円満とか調和なんてどうでもいい。お互いが遠慮せず、正面からぶつかりあい続けることで、本当にお互いを理解し、発展的な関係を持続することができるんだと思います。
もう一つ、彼はこんなことを言っています。
「人生は君自身が決意し、貫くしかないんだよ。」
 今日、君は結婚するという大決断をしました。それもみんなの前で。結婚とは、長い営みだと思います。一緒に暮らし、一緒に子供をもうけ、一緒に子供を育てる。そして、最後は一緒のお墓に入る。そんな凄いことを、お互いを愛していくことをみんなの前で決意したんだから、最後の最後まで絶対貫いて下さい。多分、そのうち楽しいことだけじゃなくて、辛いことや悲しいこともあると思います。でも、そんなときは、たとえパンドラの箱を開けてしまっても最後には「希望」が残るんだ。そう思うと、前向きになります。
最後に、私は幸せは自分たち次第だと思います。どうぞ、今日の幸せな気持ちを持ち続ける努力を忘れないでください。
おめでとう。ホントにホントに、おめでとう。