Evernoteはずっと以前から、クラウドの本命と言われていたので、一年半以上前にアカウントを作って、アップロードの実験に数回写真をアップしたものの、その後は全然使っていませんでした。ところが、先月参加させてもらったWSWSさんの勉強会で五藤隆介氏の講演を聞いて、その凄さに気づき活用し始めましたので、皆さんにもヒントになればと思いブログに書きます。
はっきり言います。Evernoteの最も絶賛すべき特徴はOCR機能です。OCRとはOptical Character Recognitionの略で、光学式の文字認識の機能です。つまり紙に書かれている文字をテキストデータとして読み取る能力と言っていいでしょう。EvernoteはこのOCR機能が絶品です。
ご存じのとおり、Evernoteはデータをクラウドに保存するサービスです。Evernoteの驚愕すべき機能は、保存されている画像データの中の文字をOCRで認識することができることです。つまり、紙に書かれている文字をデジカメで撮影してEvernote上に保存すると、そこに印刷されている文字をデータとして認識することが可能なのです。
もっと具体的な例で言いますと、名刺をスマートフォンでパシャっと撮影して、Evernoteで保存するだけで、後からそこに印刷されている文字で、その名刺の画像を検索することが可能になるのです。
ただし正直なところ、日本語の認識能力は現段階ではさほど高いとは言えないです。「それじゃ、名前や漢字の会社名は検索できないじゃん」という声が聞こえてきそうですが、実はそれは問題にはなりません。
今の世の中、名刺には殆どメールアドレスが記載されており、アルファベットで表記された名前なり会社名がそこにあります。Evernoteの凄いところは、アルファベットである限り、通常の名刺に印刷されているメールアドレスのような小さな文字でも検出してくれます。
それに、名刺をもらってスマートフォンで写真を撮って、すぐに保存すると撮影した日付時間が分ります。それに、位置情報も付けておくことも可能ですので、後々探し出す時の有力なヒントになります。
データはサービスが存在するかぎりクラウドに存在します。パソコンが変わろうと壊れようと関係ありません。外出先からでもスマートフォンのようにネットにつながる機器さえあれば、必要な連絡先情報を探し出すことが可能です。それに、もう物理的な紙名刺の保存場所や並び順に頭を悩ませる必要もありません。
私はEvernoteのこの機能のお陰で、生まれて初めて名刺をもらって以来、ずっと悩み続けた名刺の管理方法について一挙に問題が解決しました。
ピンとこない人も騙されたと思って、一度やってみて下さい。確実に感動します。
つくづくITは素晴らしいと思います。
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