2011年12月29日木曜日

今年読んだ主な本の棚おろし。

今年読んだ主な本を棚おろししました。
ジャンルは図書館分類法ではなく、あくまで私の感覚による適当な分類です。


イノベーション関連
自分の中でイノベーションは近年常に仕事・プライベート両面においてテーマでした。

創発的破壊 未来をつくるイノベーション
MITメディアラボの伊藤穣一氏が書かれた創発民主制という論文を知って以来、創発について勉強してみようと思い、その言葉がタイトルに書かれているこの本を読んだ。このテーマ(創発)の探究は来年にも続く。




発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
ご存じIDEO社のデザイン思考学習のため。







The Innovator's DNA: Mastering the Five Skills of Disruptive Innovators
イノベーションのジレンマで有名なクリスチャンセン氏の名前があったので読んでみた。中身としては特に新たな発見はなく、どれだけイノベータの素養があるかのチェックリストばっかりで少々期待外れ。




生き方・仕事観

今年はこれまで以上に自分の職業観について考えることが多かったです。

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
貧困者撲滅のためのマイクロファイナンスの銀行、グラミン銀行を築き上げたユスヌ氏の自伝。
どんなに無理といわれるようなこと、環境でも、常識を全く覆す発想で信念を持って一歩一歩進む大切さを学んだ。




奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
絶対に無理と言われた無農薬でのリンゴ栽培を実現した人のお話。信念に基づく思考錯誤の大切さ、人間・農業の自然というエコシステムの中における相対的な位置づけを実感。子供が大きくなったら読ませたい本。




前に進む力
TechWaveでお友達の跡部さんの書かれた本。たとえ困難に出会っても「自分の人生を生きる」ということの大切さをあらためて教えてくれる良い本です。






奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
灘校で長年教えられていた先生のお話。詰め込み教育とは全く逆の一冊の本をとことん掘り下げる教え方。教育の本質とは何かを気付かせてくれます。





自分をいかして生きる (ちくま文庫) 
「仕事とは自分の課題と社会の課題が重なるところにある。」
私はこの言葉に大いに共感しました。





自分の仕事をつくる
上記の本を読んで、同じ著者のものを続けて読みたくなりました。
世の中でいい仕事をされている人の働き方を具体例で紹介しています。




哲学

哲学入門 (ちくま学芸文庫) [文庫]
ものごとを考えることはどういうことかについて書かれています。






人間自身―考えることに終わりなく [単行本]
Amazonのレコメンドで偶然出会った本。実際読んでみると、本質ってやっぱりそうだよねって、共感することばかりでした。実際に会って、お話をしてみたいなあとおもいましたが、残念ながらこの著者はもうこの世にはいません。




公共哲学 政治における道徳を考える (ちくま学芸文庫) [文庫]
ハーバード白熱教室が面白かったので、これも読もうと思いました。
しかしながら正直、私には難しすぎて、まだちゃんと理解できてません。
また機会を見つけて読み直します。




古典
鎌田浩毅氏の「座右の古典 ―賢者の言葉に人生が変わる」で紹介されていた本を極力読む努力をしました。

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫) [文庫]
著書を残さなかった西郷隆盛が口述したものを文章にされたものです。いい事を言っているみたいだけど、日本語が難しすぎて消化不良になりました。





話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 無事は有事のごとく、有事は無事のごとく (PHP文庫) [文庫]
上記原作が消化不良だったため、現代語訳で補習しました。







Walden; Or, Life in the Woods (Dover Thrift Editions)








方法序説 (岩波文庫)
有名な「われ思う、ゆえにわれあり」がこの本に書かれていることを、知らずに読んでいました。イメージにそぐわず、意外と読みやすいです。






読書について 他二篇 (岩波文庫)
「読書は他人に考えさせること。自分でちゃんと考えることが大事だよ。」と言っています。現代に置き換えると、「ネットで検索ばかりしてないで、自分で考えなさい。」というところでしょうか。




職業としての政治 (岩波文庫)
約100年も前の本ですが、生々しさは今に通ずるものがありした。






「いき」の構造 (講談社学術文庫) [文庫]
日本の美学を知る上でヒントとなる一冊でした。







スティーブ・ジョブズ関連
私達の業界では、特にここ数年、あまりにも劇的でこの人の動向に目が離せませんでした。

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則








スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
18の法則ですが、伝えるメッセージは一つ、シンプルであること。それに尽きるように思います。






スティーブ・ジョブズ I・II [ハードカバー]
20世紀にコンピュータという分野で最も一般の人々に影響を与えた人物の伝記。私たちの業界にいる人達からは間違いなく畏敬の念で読まれます。でも、全く生きている世界が違う人達にとっては奇人変人物語に映る可能性もあるかもしれません。








マーケティング
ソーシャルメディア、スマートフォンの普及で人々の消費活動や商品選択の基準が大きく変わったことを再認識しました。


Marketing 3.0: From Products to Customers to the Human Spirit
マーケティングの権威であるコトラー教授の最新理論。これまでのマーケティングの考え方だけでは通じない世の中の到来が語られています。





シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
これまでの消費というスタイルが時代遅れになっていることを語っています。やはり原書のタイトル"What's mine is yours"(私のモノはあなたのモノ)という方が中身にしっくりきます。




百度式600万人中国観光客を呼び込む方法
著者である旧知のBaidu 陳海騰駐日首席代表から頂きました。日本に訪れる中国人をターゲットとしたビジネスの可能性を感じます。ただし、東日本大震災後の影響が気になります。





WIRED (ワイアード) VOL.1,VOL.2
インターネット旧世代には懐かし雑誌が復刊したので買いました。Vol.1はプレミアが付いて古本がアマゾンで高値で売られています。



Vol.2は奇しくもスティーブ・ジョブズの追悼号になりました。






情報社会・文明論関連

情報社会のいま ―あたらしい智民たちへ
TechWave湯川編集長ご推薦の本。時代の大きな潮流を理解するための良書です。






情報の文明学 (中公文庫) [文庫]
梅棹氏の時代を読む感覚に脱帽しました。







梅棹忠夫 語る (日経プレミアシリーズ)
上に同じ。








ソーシャルメディア関連
今年は本当にソーシャルメディアの可能性について、ワクワクする一年でした。今の私にとって、ソーシャルメディアとの出会いは数少ない運命の必然のように思いました。

新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン・・・これからの向きあい方 (アスキー新書) [新書]
これまで講演等で直接話を聞いた中で最も共感した経営者であるLooops Communications斉藤さんの著書。この本は一人でも多くの人に読んで欲しくて、社内外で10冊は配りました。





ソーシャルメディア・ダイナミクス ~事例と現場の声からひもとく、成功企業のソーシャルメディア戦略~ [単行本(ソフトカバー)]
同じく、斉藤さんの著書です。企業でのソーシャルメディアの取組みを具体例で解説されています。






ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと
斉藤さん渾身の最新書です。







ソーシャルメディア進化論
ソーシャルメディアについて、ご自身の経験をもとに表情に体系的にまとめられています。






フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる (現代プレミアブック) 
新しい時代のオピニオンリーダーの著。タイトルはフェイスブックですが、フェイスブックに関わらず、ソーシャルメディアを通じた価値観の変化について書かれています。





できるポケット Facebookをスマートに使いこなす基本&活用ワザ150
Facebookを初めたばかりの方に、使い方のHow toをわかりやすく解説した本。ただし、Facebookは頻繁にインターフェイスが変わるため、少し違っているところがあるかも。





3つのレベルごとに効率よくマスター Facebookページ制作 パーフェクトガイド
TechWave大阪でお友達の加藤さんの書かれた本。Facebookページを運営する実務者の方にはお勧めの非常にまとまったいい本です。






オバマ現象のカラクリ 共感の戦略コミュニケーション(アスキー新書)
ソーシャルメディア先進国アメリカでの社会的な影響を勉強したかったので読みました。






YouTube 時代の大統領選挙 ( 米国在住マーケターが見た、700日のオバマキャンペーン・ドキュメント) 
上に同じです。







Web制作関連
業界動向の必要最低限のキャッチアップです。

web creators特別号 HTML5+CSS3 次世代Webコーディングの超・最新動向 (インプレスムック エムディエヌ・ムック)








HTML5・JavaScript・CSS3アプリケーション開発入門 (日経BPパソコンベストムック) 








Web Designing (ウェブデザイニング) 2012年 01月号 [雑誌] 
これに目を通すのは毎月のルーティンの一部です。







スマートフォン関連

スマートフォン・マーケティング―ブランドアプリに見る企業のコミュニケーション戦略 (宣伝会議Business Books) 








オーシャンズ増刊 はじめよう!スマートフォン 2011年 06月号
主にセミナーでお話しするネタ本として利用させてもらいました。






Androidアプリ100%厳選コレクション 2011年 06月号
上に同じ。







入門IPv6ネット―IPv6 Networks Basic Guide
IP枯渇が話題になり、基本を押さえるために読みました。







業務効率化


Google Appsではじめるオフィス・イノベーション [クラウド型アプリのはじめ方・使い方] 
「クラウドって結局何か良くわからない」という方は、先ずこの本を使ってGoogle Appというアプリケーションを使ってみて下さい。「なんだこういうことか」、「こりゃ便利」というのが実感できます。




たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門

この著者のお陰で私は長年の課題であった名刺管理から開放されました。






日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
小規模な組織を運営する上で非常に参考になりました。







イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

私自身はどちらかというと斜め読みしただけで、会社の若手に頭の整理のヒントとして読んでもらいました。






佐藤可士和のクリエイティブシンキング

上の本と同じ位置づけです。







読み物


数学は世界を変える あなたにとっての現代数学








フェルマーの最終定理 (新潮文庫) 


フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論 (平凡社ライブラリー)
デザインが決定されることについての考察。ちなみに、この本でどうしてアメリカとヨーロッパではナイフとフォークのマナーが違うのかが分かりました。





隠れた脳―好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学
人間の脳の特性として、理性の前にある無意識の範疇での判断に対する影響の怖さを思い知ります。






ビジネス読み物

失敗学のすすめ








ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階
自社はどうなんだろうと思い、読みました。







顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか 








グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
グーグルの生い立ちとこれから向かおうとしている方向について、内部の目から一気通貫で読めます。






新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫) 
チェ・ゲバラの映画を観て、本人の書いた文章を読みたいと思いました。タイトルはおどろおどろしいですが、戦略論としてビジネス界においても応用可能なことが多々あります。





Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 04月号 [雑誌] 
HBSは高いし、記事は特に新しくないし、日本語もこなれていないので気になる号だけ。




3.11以降の日本について

日本の未来について話そう








緊急出版 三度目の奇跡 日本復活への道








Newton (ニュートン) 2011年 06月号 [雑誌]
福島原発の事故について、正確な理解をしたいと思い読みました。












国内政治

悪党―小沢一郎に仕えて
一言で言うと、政治家は大変だなあといったところです。
特にそれ以上でも、それ以下でもない内容です。






日本改造計画
田中角栄の日本列島改造論にタイトルは似ていますが、そのビジョンや迫力には全く及びませんでした。






日本中枢の崩壊 
かっては日本繁栄の牽引役とされた官僚に対して、何とも悲しくなる内容でした。






国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)








体験ルポ 国会議員に立候補する (文春新書) 








未分類


Even Happier: A Gratitude Journal for Daily Joy and Lasting Fulfillment 
(ハーバードの人生を変える授業の原書)
各章の名言やフレーズは良かった。でも人生を変える一冊ではなかった。






Theory U: Leading from the Future as It Emerges : The Social Technology of Presencing (BK Business) (U理論の原書)








授業では時間切れになった日本史 (KAWADE夢文庫) 
今ひとつ、記憶に残らない内容でした。







世界名言集
毎週会社に掲示している「今週の名言」のネタの一つとして利用。岩波からなので、文学作品からの引用がほとんど。










2011年12月26日月曜日

Facebookでタイプ判定アプリはなぜ流行るのか。

Facebookを使っていると、いろいろな判定アプリに出くわします。ちょっと前だと自分が徳川歴代15代将軍のどのタイプにあたるのかという、「TOKUGAWA15判定」というアプリが流行りました。私のFacebookのニュースフィード上も一時、「面倒くさいけどなにか憎めない『綱吉タイプ』」だの、「真面目な苦労人『家宣タイプ』」だのという友達の判定結果が溢れかえりました。
私自身はそもそも将軍というタイプではありませんし、徳川時代をちゃんと学習した訳でもありませんので、判定されたところで人物像がイメージできないのでやりませんでした。
そもそも、人は何故○○タイプと判定されたがるのでしょうか?私にとっては不思議で仕方がありませんので、その理由を考えてみました。

ジョハリの窓というモデルがあります。これは対人関係について、「自分に分かっている、わかっていない」「他人に分かっている、分かっていない」という区分けのシンプルなマトリクス表現したもので、ここでは四つの窓で構成されます。それらは、以下のとおりです。

  1. 開放の窓 (Open Self) 「公開された自己」
  2. 盲点の窓 (Blind Self) 「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己」
  3. 隠された窓 (Hidden Self) 「隠された自己」
  4. 未知の窓 (Unknown Self)  「誰からもまだ知られていない自己」

人間は好むと好まざるに関わらず、社会生活をする必要がある動物です。おそらくは、より社会生活をスムーズにするために重要な他人の目、ここでいう2番目の盲点の窓に当たるところが潜在的に気になって仕方がないのではと思います。しかしながら、「自分がどう見える?」と他人に聞いたところで、相手の性格を的確に表現することができる人はそうそういません。それに説明されればされるほど、色んな要素が入ってきてしまいますので「結局どうなんだ?」ということになります。そこで、他人からどう見られているかを、シンプルに理解したいという欲求が生まれるのではないかと思います。最近流行っているタイプ判定アプリはそんな欲求を満たしてくれるツールなのでは?というのが私の仮説です。アプリで判定をしてFacebook上で友達に共有したくなるのは「私って、このタイプって判定されたんだけど、そう思う?」って親しい友人に確認をしたいのではないでしょうか?

なお余談ですが、「盲点」というところで一点だけ。
Facebookアプリは、利用時にご自身の様々なデータへのアクセスを要求してきます。軽いノリで「許可する」を押すことは簡単ですが、その意味を良く理解した上で、ご利用されることをお勧めします。




.

2011年12月24日土曜日

Galaxy SIIプレゼントキャンペーン当選!でも、箱を開けたらとっても残念。

クリスマスイブの今日、小さい荷物が届きました。箱を見ると「商品在中」「Galaxy SII 宇宙飛行士充電スタンドプレゼントキャンペーン」と書いてあります。おおっ!当たった!随分と前にSamsungがやっていたプレゼントキャンペーンに応募したものが当選して、商品が送ってきました。これは何と素敵なクリスマスプレゼント!
自分で応募したので、当然ながら商品は分かっています。中身はスマートフォンの充電用のスタンド。スマートフォンはバッテリーの減りが早いため、さっと立てて充電できるクレードルがあるといいなと思って、応募したのでした。
ワクワクして中身を空けました。すると、「あれ?なんじゃこりゃ?人形だけ?電源は?」という言葉がつい出てしまいました。宇宙飛行士の充電スタンドは右の写真のようものでした。つまり、このスタンドは、単に充電している時にGalaxy SIIを立てておくことができるとというだけのものでした。ですので、USB給電するポートもありません。まあ、ただでもらったものですので文句は言うことはできないのですが、正直これだったら全く欲しくなかった。
まあ気を取り直して、「折角当たったことだし、実際に持たしてみるか」と思って、宇宙飛行士の手にGalaxy SIIを持たせようとすると。。ありゃ、ハマらない。。それもそのはず、私のGalaxy SIIは薄いケースに入れているため、その厚みがあって入りません。試しにケースを外すと確かにピッタリと入りました。んー、それにしても、私の周りには全く同じ機種をもっている人が3人居ます。その全員が同じようなケースに入れて使っています。毎日、充電する度にケースを付けたり外したりすることはどう考えてもありません。正直、もうちょっと考えて欲しかったです。
結局、置くだけでは充電できない。さらに、スマートフォンをケースから外さずには持たせることができない、となると、この宇宙飛行士さんには折角クリスマスイブに来ていただいたにも関わらず、私はこれから一切使うことはないでしょう。
果たして、折角、手に入れても使うことがないのは私だけでしょうか?今日、箱を開けられて、同じように感じられている方が少なくないのではと思います。もしくは、まだそう思っていなくても、これまではUSBの抜き差しだけしていれば良かったものを、あえてこの宇宙飛行士の手に毎日ちゃんと持たせて行く人がどれだけいるでしょうか?

キャンペーンプレゼントとは言え、あと一歩利用者の立場に立って商品開発されていれば、この宇宙飛行士さんは皆さんに喜ばれながらモノとして生まれた使命と寿命を全うしたであろうにと思います。私はこの宇宙飛行士さんが何千個、何万個作られたのかは知りませんが、恐らくそれらがまともに使われることもなく結果的には捨てられて行くであろうことに、残念かつ怒りにも似た感情をいだきます。



.

2011年12月21日水曜日

Macで半角カタカナを入力する方法

最近、Macが良く売れています。でもMacそのものは非常に使いやすいOSですが、やはりWindowsから乗り換えて暫くは、その違いに戸惑われた方も多いのではないでしょうか?
その一つが日本語変換ではないでしょうか?私が約一年ほど前にBack to Macをして、つい最近まで使えなかった文字変換機能があります。それは半角カタカナの入力です。
もともとインターネットの世界では半角カタカナというのは絶対に御法度だったのですが、近年ブラウザーの機能が向上したお陰で、それも今は昔となりました。
私はインターネット旧世代の人間なので、普段は半角カタカナを絶対に使うことは無いのですが、Facebookなどのソーシャルメディア上で、カジュアルかつ雰囲気を付けてコメントをやり取りする場合に使いたくなることがありました。
同じ言葉でも、半角カナ文字で擬態語を付けると随分とイメージが変わることがあります。例えば、「もう酒は飲みません。キリッ」と書くと何となく、姿勢を改めたような印象を受けます。これが全く同じ文字でも「もう酒は飲みません。キリッ」だと、あまりキリッとした感じがしないのが不思議です。
Windowsだと変換しているうちに半角カナも勝手に選択可能になったのですが、Macでは出てきませんでした。最近、そのやり方をようやく知りましたので、もし同じお悩みをお持ちの方がいたらと思い、Macでの半角カナ入力の方法を書いておきます。

画面上部のツールバーから、「ことえり」をクリックして開きます。「ことえり」はMacの日本語入力ソフトのことで、MSIMEに等しい位置づけのものです。ツールバー上では日本語入力のときは「あ」と表示されている部分です。

次に、一番下にある「"言語とテキスト”環境設定を開く...」を選択します。


左の画面が表示されますので、そこで「ことえり」のしたにある「半角カタカナ」にチェックを入れて、いったん閉じます。










そして再度ことえりを開くと、左の図のように「半角カタカナ」という表示が上部に現れます。

入力時に、これにチェックを入れると半角カタカナで表記が可能となります。













たったこれだけのことですが、もし何かのお役に立ちましたら幸いです キリッ。


.

2011年12月20日火曜日

アサヒコム(asahi.com)終了を聞いて感じたこと。

情報の出所は良くわからないけれど、アサヒコム(www.asahi.com)が終了するとの見通しだそうだ。これからは有料の電子版に事業集約されていくらしい。私としては非常に感慨深い。

asahi.comは1995年創刊された。私が90年代半ばシリコンバレーにいた頃、海外にいながら日本の情報を一番早く知ることができる唯一の存在と言ってもおかしくなかった。

思えばインターネットが普及するまで、商社などの特別の情報網を持たない限り、海外にいると本当に自国で起こっていることについての情報の入手が困難だった。80年代の後半にボストン近郊に住んでいたとき、現地で入手できた日本に関する情報源は、ときおりテレビで目にする当時の日本バッシングのニュース以外は、せいぜいHarvard SquareにあるNews Standで売られていた一ヶ月前の新聞くらいしか無かった。

それが、90年代初頭からインターネットというインフラが急速に普及し始め、その上で比較的容易く情報発信が可能になったことで、日本から発信される情報もwebページ制作というロスタイムを除いて、ほぼリアルタイムで入手可能となった。
当時はインターネットとビジネスはまだ直結しておらず、マネタイズという言葉も無かった。ただ漠然とした可能性だけをみんな感じていた。そんな状況で、日本のメディアとしてasahi.comはいち早く情報提供を開始していた。もちろん、無料で。

おそらく当時からasahi.comはメディアのこれからのあり方を実験されていたのだと思う。現在にいたるまで、既存メディアのインターネット上での取組みは門外漢の私から見ても本当に紆余曲折があった。それが、asahi.com終了ということで同社にとってはその実験の役割を果たしたということなのだと私は理解する。

今日、インタネット上に無料の情報がまさに玉石混在で溢れかえり、人々がGoogle等の検索エンジンを使いこなせるようになって、初めて本当に価値ある情報は無料で入手することの困難さを理解し始めているように思う。

私はこれからも有能な記者の方々によって、有益な情報を提供しつづけてもらうためにも、有償の記事はあってしかるべきだと思う。



.

2011年12月19日月曜日

docomo テザリング入門

サイトのアクセス状況をみていると、テザリングについて関心が上がってきているように感じました。
改めてテザリングとは簡単に言いますと、スマートフォンの端末をアクセスポイントとして利用し、他のWiFi機器を使えるようにすることです。つまりスマートフォンさえあれば、ルータなしでパソコンやら、タブレット端末等が無線LAN環境下で使えるようになります。
何やら小難しいように聞こえますが、スマートフォンを簡単に設定変更することで使えるようになりますので、ここに紹介します。

今回使用した機材はNEC社製Medias(N-04C)です。Androidのバージョンは2.3.3にアップデートしています。Androidは確か2.3以降でテザリング対応になりましたので初期の状態では使うことができませんので注意してください。
以下テザリング機能を利用し、WiFi無線LANアクセスポイントとして利用するためのステップです。

先ず、ホームメニューから「設定」をタッチ。












続いて、無線とネットワークをタッチ。











Wi-Fiアクセスポイントをタッチ。












Wi-Fiアクセスポイントの設定をタッチ。




セキュリティー方式、パスワードを設定。










ディスプレイ上部に図の青いマークが表示されたら、完了です。
これで、あとは接続する端末側(PC、タブレット等)でいつも通りネットワークのIDを探し、それを選択した後、パスワードを投入すれば、スマートフォンを無線LANルーターとして利用できます。ほら、簡単でしょう。

ただし、何事にも便利なことには同時に必ず気をつけないといけないことがありますので、注意点も書いておきます。

1.通信料金に注意
3G回線をテザリングで利用した場合は通常のパケット定額制と違う課金がされます。通常のスマートフォンのパケット定額は5,000円くらいですが、テザリングで利用すると9000円くらいかかるはずです。細かい通信料はdocomoにご確認下さい。

2.電池の消耗に注意
テザリング可能な状態でスマートフォンを置いておくと、恐ろしくバッテリーの消費が激しいです。キチンと計測はしていませんが、テザリングをずっと使っていなくても一晩たったら朝には電池切れになっていました。

私は3Gのスマートフォンしか持っていませんが、LTE等対応のものですと、複数の機器で高速通信がかなり快適に楽しめるのではと思います。

以上、皆様のモバイルライフに少しでもお役に立てればと思います。

.

2011年12月15日木曜日

Kindle 10日目のレビュー

Kindleを入手して10日が経ちました。世界で一番普及している電子書籍端末を使い始めて実際に感じたことを書きたいと思います。

先ずは、良かったところを3点。

  1. 読みやすい。長時間使っていても、目が疲れない。
  2. カバンの中がスッキリする。
  3. 何と言っても外国書籍が安くで手に入る。

1.については、やはりeInkというのは凄いと思いました。本当に印刷されているようです。たしかに紙とは違いますので、イメージとしてはプラスチックに印刷されている文字を読み続けるような感じです。バックライトがないので、長時間読んだときの目への負担がずいぶんと軽減されます。
2.は一つのKindle端末があれば何冊でも持ち運びできますので、同時に複数の本を読んでいるときには通勤カバンの中が本だらけにならず、軽いわ、スッキリしているわで便利です。
3.Kindle用の電子書籍は大概、本当の本よりも安く値段設定がされています。おおよその感覚ですが、日本で2,000円くらいの翻訳本は原書だと約10ドルちょっとで入手できます。円高の恩恵もあり、非常に得した気分です。

続いて、不満な点といいますか、違和感を感じるところを3点書きます。

  1. ページをペラペラできない。
  2. 一冊を最後まで読み切ることが紙よりも大変。
  3. 「これはいい本だから、友達に貸したい、子供に残しときたい」ということができない。

1番目は読み進めて行って、「そう言えばその文章はどこに書いてあったっけかな。」というような時、紙でしたらペラペラっとめくるとすぐに見つけ出すことができるのですが、電子書籍だと探しだすのに非常に骨がおれます。これは人間が持つ情報の知覚方法に関係があるのではと思います。紙の本でしたら、開いたところの右上のほうだったなという位置情報と、紙の厚さでいうとこの辺だったなという感覚を合成して、3次元的にその情報のありかを把握しているのではと思います。
2.については、これはWiredという雑誌のVol.2にも書かれていたことなのですが、電子書籍にすると最後まで読まなくなる割合が非常に高くなるとのことです。私は英語なんで途中で挫折するのかなあと思っていましたが、どうもそれだけでは無いらしいです。ここまで読み進めたとか、あともうちょっとだから、寝るのがちょっと遅くなるけど読んでしまおう。という感覚が電子書籍の場合は感じることが難しいです。
3.については、本に限らず、いいものは友達に勧めたくなるし、子供に残したくなると思います。電子書籍は貸し借りができませんし、物理的に本棚を埋める訳ではありませんので、子供が大きくなって、「お父ちゃんこんな本を読んでたのか。」ということが期待できないとなると、少し寂しいような気がします。

まあ、何れしても恩恵を被っていることは事実ですし、ディバイスとしてもまだまだ発展段階にあるのも事実だと思います。決して、どっちが優れているというものではなく、改めて、紙の本は紙のよさがあり、電子書籍は電子書籍の良さがあるなあと思いました。