2014年1月8日水曜日

読書の消化吸収を助ける3つのヒント

私の場合、特に意識している訳ではないのですが、仕事で調査やコンサルをやっているため、人より多くの本を読んでいるみたいです。Facebookで読んだ本の感想を書くせいか、久々に会う友達からよく、「凄い数の本を読んでるねー」と言われることが何度もありましたので、多分そうなのでしょう。改めてAmazonの購買履歴やらからザックリ数えたところ、昨年一年間はプライベートで50冊、仕事関連で50冊、計100冊くらいは読んだようです。
私は速読法は全くできません。ただ、本に書いてあることを少しでも効率的に吸収したり、引用したりするために、意識していることが3つだけありますので、何らかのお役に立てばと思い紹介します。


1.目次を時間を掛けてじっくり読み、一旦妄想する。
当たり前ですが、ほとんどの本は目次があります。先ず始めは、この目次を最初から最後までさーっと目を通します。次は、また目次の最初に戻って妄想を始めます。「この目次の言葉からすると、こういうことが書かれているんじゃないかな?」みたいなことを想像します。それを目次に書いてある各項目毎にやると、自分の中で読む前からその本について、勝手シナリオみたいなものが出来上がって、「ここが面白そう!」っていう章も浮かび上がります。つまり、書き手の立場になって、「こういうことが伝えたくて書いてるのではないだろうか?」と、あたりを付けます。実は意外と、この勝手シナリオや推測が当たらずとも遠からずのことが多く、それをあらかじめ持っているだけで、本文を読み進めるのが非常に楽になります。そして、もう一つのメリットは本文を読み進めいているうちに、妙に難しかったり、つまらないところに出会った場合も、面白そうなところは先にあることを知っているので、そこを割り切って飛ばしてしまうことに躊躇しなくなります。つまり、本の途中で挫折したり、無駄に停滞したりすることがなくなります。


2.付箋を張りまくる
一冊の本に書いてあることを丸ごと頭に残すようなことは、私のような凡人には到底不可能です。そのために重要な箇所に線を引くという方法もありますが、私の場合は本に線を引くのは勿体なくて気が引けます。それに、重要と思って線を引いた場所も、読み進めているうちにさほど大したことなかったりして、気が付けば本が線だらけになって、何が何やら分からんようになることもありますよね。そんなときは、やはり付箋が便利です。私が使っているのは、下の写真にあるように貼り付ける部分が透明なもの。100円ショップで売ってます。これだと、付箋を貼っても文字が付箋に文字が隠されるうっとおしさがありませんので、ドンドン貼っても大丈夫。それに、あとから重要じゃなかったなと思うページは付箋をはがしていけば、さらにポイントが絞れます。ちなみに、このタイプの付箋は薄いのでシオリとして本に挟み込んでおけば、別に持って歩く必要がなく便利ですよ。



3.感想をシェアする。
学んだことを理解して、記憶を定着させるのは、人に説明することが一番!「でも、説明なんて難しいし、恥ずかしいわ」と思われる方は多いでしょう。ここで、上の付箋が役に立ちます。付箋を貼りつけたページだけをもう一回読みます。すると、自分の心に残ったポイントが勝手に拾えるようになっています。後はこれをまとめて、Facebook等のSNSでシェアするだけ。SNSで親しいグループの友達ならば本について説明する気恥ずかしさも大したことはありません。シェアするときのポイントは限りなく短くまとめること。基本は、よく言われるエレベータートークと同じ要領です。自分が伝えたい相手にエレベーターのドアが閉まってから開くまでの時間で説明できるくらいの分量で、これはどんな本で、何が印象に残ったかを書きます。本当は自分でまとめノートを作るのがベストかと思いますが、何かとさぼりぐせのある私の場合、「人に説明しなきゃ」という状況を自分で作り出して、「えーと、何がポイントだったけかな」と咀嚼する努力をすることにしてます。それに、シェアすることで偶然に同じ本を読んだ友達から、違う観点でのコメントをもらい、立体的に中身を把握できることもあります。


いかがでしょう?よろしければ、皆さんも一度お試しくださいませ。

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