2011年3月10日木曜日

iPad2と初代iPadとの違いは何か?何ができるようになるか?誰が買うようになるのか?

初代iPadは全く新しい発想で創り出された何ともエポックメイキングなプロダクトでした。
その後継機種iPad2が米国では3月11日、日本を含む他の重要拠点では3月25日に発売開始となります。先日、遅ればせながらAppleのサイトでのスティーブ・ジョブスのプレゼンを見ました。iPad2は病気療養中のスティーブ・ジョブスが自ら登壇してプレゼンするくらい思い入れのあるプロダクトです。
さて、それでは初代iPadとの違いは何か?何ができるようになるか?誰が買うようになるのか?などを、ごく一般的なレベルの一利用者としての考察を書きたいと思います。

私が見た限りの主だったポイントは以下の5つです。

1.カメラが背面にも前面にもつきました。
これまではiPadで自分が撮影した写真を見よう思ったら、通常(便利なアプリを知らない人)はiphoneやデジカメに保存されている写真を一旦パソコンに入れ、iPadとシンクロする必要がありました。
当たり前ですが、新しいiPadは外部カメラでとってすぐ見れます。これによって、パーティなどでiPadで撮影して、すぐにまたみんなで、画面サイズを生かしてすぐ映像を見て楽しむといったことができるのではと思います。
さらに、iphone4で登場した前面のカメラは、離れたた場所に居ながらもお互いの顔を見ながらのコミュニケーションを可能にさせます。子や孫と離れて暮らすパソコンが苦手、毛嫌いされるお年寄りの方にとっても直感的な操作が可能なため、孫の顔見たさにiPad2を使ってみようとされる方も増えるのではと思います。

2.白がでます。
初代は黒だけでしたが、iPad2では白もでるとのことです。それも初日から(スティーブ・ジョブスのプレゼンでは、ここで自虐的な笑いをとっていました)。実はこの白が出たということが、販売に与えるインパクトが最も大きいのではと個人的には思っています。
その理由として、私は白が加わることによって、iPadをデジタルフォトフレームとして利用する人が飛躍的に増えるのではと考えます。写真のフレームが黒ですと、日本人としては何となくですが、ご遺影を連想してしまうのではと思います。その点、白のフレームは結婚式の記念写真に使われるなど明るいイメージがあります。さらに女性の支持者が激増するのではと思っています。一般的に黒より白は「カワイイ」と言われます。それに、白だと自分でその部分をキラキラシールを貼ってデコッたりできますし。

3.三軸ジャイロがつきました。
これによって、カメラの手ぶれ補正に有効なのではと思います。多分、ゲームの分野で活用されるのではと思います。私にはよくわかりません。

4.スマートカバー(別売り)
私が今回最もAppleらしいイノベーションを感じたのが本体そのものではなく、このスマートカバーでした。これまでのものはブックカバーのように全体を覆うもので、保護性能を考慮してそれなりの厚みもありました。今回リリースされるスマートカバーは、カバーとして薄く十分な機能を有しているだけでなく、マグネットを使い奇麗に装着でき、カバーの開け閉めと電源のオン・オフが連動します。さらに素晴らしいのはこれが折りたたまれることによって、2段階の傾斜を作り、iPadのスタンドになります。緩やかな傾斜はテーブルやデスクにおいてのコンテンツ閲覧や、文字入力に。急な傾斜はiPadをフォトスタンドに早変わりさせます。カラーも色々と用意されていますので、好みに合わせて選べます。これまで、iPadを机の上にベタッと置くとちょっと見づらいし、持ってると重たいしと感じた方は多いのではないでしょうか?それをこのスマートカバーが解消してくれそうです。

5.早くなった
実際何がどう早くなったのか、快適に感じるのかはまだ触ってない私にはわかりません。

以上の考えを総合すると、「で、結局、欲しいか?」と聞かれたら、「もちろん!」と私は迷わず答えます。

2 件のコメント:

  1. 続報です。3月11日に米国では発売されました。シリコンバレーにいる私の友人のkaduhiさんは入手できなかったものの、触ることはできたとのこと。感想は「薄くなった分だけ、ズシッと感がある」でした。「早くなった?」との私の質問へは「確かに早くなった」と答えてくれました。

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  2. 今日、4/28に実機を入手ました。所感を書きましたので、よろしければお目通しください。

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