2014年1月9日木曜日

カツラは禿げる前からかぶろう

一定の年齢になると、髪の毛が薄くなってしまうことは自然の摂理として仕方がないことだと思います。ご存知のとおり、古来よりカツラはそれを補う手段として用いられてきました。特に女性と違い男性用のカツラは、ハゲ隠しとしてある種日陰の商品として、ずっと位置づいてきました。ちなみに男性用カツラを取り扱うお店は、必ず雑居ビルのエレベータに乗る必要がある階にあると聞きました。つまり、カツラを扱う店に入ることすら何かしら恥ずかしいという真相心理を表しています。

それにしても、別に悪いことをしている訳でもないのに、隠しているという不必要に後ろめたい気分を持つより、何事もオープンにした方が楽しいのではと考える私は、カツラについても違った考え方を持っています。

最近は中年を超えてもオシャレな男性がずいぶん増えています。そこで男性もカツラをハゲを隠すために使うのではなく、むしろ髪の毛にまだ余裕があるうちから、攻めのファッションとして、どんどん着用したら良いのではと考えています。すると、何も隠している訳ではありませんので、「カツラってバレたらいやだな・・」という気は一切起こりません。そうして普段から衣服を着替えるのと同じように、様々なタイプのカツラを気分やTPOに合わせて付け替えることで、自然とこの人はこういうオシャレを楽しむ人なんだと周りからは認識されます。そして、いざ自身の髪の毛が本当に薄くなったときにも、当たり前にカツラを付けることに対する抵抗が無くなり、周りの人達もいちいち気にさえしない状況になるのではと考えます。

さらに、男性がオシャレとしてしてカツラを積極利用することの副次的効果として、新たに男性用ファッションカツラ産業というのが成長するかもしれません。カツラのように繊細な商品は手先が器用でハイテクが得意な日本ではきっと素晴らしい商品が生まれてくるに違いありません。すると、それが世界で認められて、新たなCool Japanプロダクトとして輸出産業にまで発展していく可能性も真剣にあるのではと期待が膨らみます。

現在、私はFacebookの趣味の欄に「育毛」と記入していますが、その欄を「カツラファッション」と書き換える日はそう遠くありません。


0 件のコメント:

コメントを投稿