2011年12月14日水曜日

地下鉄駅構内の景色変化とインターネット。

地下鉄御堂筋線淀屋橋駅構内
最近、地下鉄に乗ると気になっていたことがありました。以前だったら、駅の壁一面に所狭しと張り巡らされていた広告がほとんど見当たらなくて、掲示スペースだけが広告主もないままになっています。

これまで地下鉄の駅というのは、閉鎖空間で外の景色の変化がない分、乗客が電車を待つ間は嫌でも広告が目に入る、だから広告出すのには効果的な場所とされていました。とこが、どのくらい前からこうなったかは、記憶が定かではありませんが駅構内の広告が姿を消し始めました。

京阪線淀屋橋駅構内
これは景気の停滞というのもありますが、ほぼ間違いなく広告主が広告媒体として、違うものを選ぶようになった結果と思われます。
つまり、その違うものとは、インターネットです。本来、何も見るべきめぼしいものがない地下鉄の駅でさえ、電車を待っているときに、ぼんやり壁を見ている人などほぼいなくなりました。今や人々は、そんなほんの短い隙間時間もせっせと携帯やスマートフォンを触って、インターネットにアクセスしています。

特に、インターネット広告は費用対効果が明確に測定することができることが周知の事実となり、企業は今ひとつ効果測定が不明確なものに対してお金を出すことを嫌うようになりました。そして真っ先に交通広告や屋外の看板などの予算がインターネット関連にシフトしていったと想定されます。

ただし、そのインターネットの世界でさえも、近年のソーシャルメディアの台頭で、既に企業は顧客との接し方を従来の広告から新たなコミュニケーションを模索しています。

私達が企業から発信されるメッセージの受け取り方、企業との関係は、ほんの数年の間にも確実に大きく変化しています。

2011年12月13日火曜日

プロとアマとの間には。。

今日はエクスネックさん主催のセミナーに参加させてもらいました。Facebookを始めとするソーシャルメディアについての意見交換が行われ、有意義が時間を過ごせました。

その中で講師の足立さんが、私がたまたま先日からぼんやりと頭の中で思っていたことを明言されていたので、ここで紹介したいと思います。

いきなりですが、ここで掲載している写真は先週末の皆既月食のときに私が撮影したものです。この写真はFacebook上で投稿すると、予想外に多くの方から「いいね!」をいただき、昔から写真を愛好している友人からも「奇麗にとれてるやん」と褒めてもらいました。何だ自慢かよ、と思われるかもしれませんが、実は私は全く写真やカメラのことは良くわかっていません。
機材もOlympus Pen Lite PL1というプロの方が使うようなものでなく、レンズも本体を買ったときに付いてきた大きい方のものというくらいの認識しかありません。撮影時の設定も完全にオートでした。それでも、人様に褒めてもらえる写真がとれました。私のカメラ好きの友人も言っていましたが、20年前だったら考えられないことです。つまりTechnologyが進化してどんどん人間に歩み寄ってくれて、これまでは難解だと思われたことが誰にでも可能になってきています。別にこれは特別なことではなく、その昔写真を撮る人は写真技術者といして位置づいていたでしょうし、自動車を運転することも技能者として位置づいていました。それが今や誰もがそれなりに奇麗な写真を撮ることができるし、自動車もオートマやパワステの出現で誰もが苦もなく運転することができるようになりました。

ただ、今日のセミナーで足立さんが言及されて私が共感したのは、「どんなに道具が発達してもアマチュアにはプロの写真は撮れない。」ということです。道具はある程度のお金を出せば万人が等しく手にすることができます。でも、写真であれば被写体をとらえる力、構図やタイミング等々それはプロとして研ぎすましたものがあって初めて人に認められる違いが出せるものだと思います。それは決して偶然の産物ではなくて、その仕事に対するこだわりや信念で決まってくるのではと私は思います。

私達、ITの世界では私がシリコンバレーにいた90年代中頃はHTMLが書けるだけで立派なInternet技術者でした。ネットバブルと言われた90年代後半ホームページを持っているということだけで、ベンチャーキャピタルから投資を得ることもあながち不可能な時代ではありませんでした。ところが、オーサリングツールができたことによって、雨後のタケノコのように急速にWeb制作会社が増えました。さらにツールが使いやすく進化して普及すると、誰もが奇麗なホームページを作ることができるようになりました。つまりHTMLの記述が分かったり、ツールを使うことができるだけでは、ことWebの制作においてもプロとしては生き残れなくなりました。

どんな業界、業種にしろTechnologyの進化によってプロとアマとの違いの差分はどんどん縮まってきていると思います。これさえ身につけたら後は安泰というのはもうないのだと思います。プロのサイドに居るものとしては、決して現状に甘んじることなく、常に次の次元を追い求めて行く必要があると再認識しました。

2011年12月12日月曜日

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で感じたこと

先日、幸運にもユニバーサル・スタジオ・ジャパンのチケットを譲っていただいたので、約7年ぶりくらいに行ってきました。前回の訪問時との大きな違いは、今回は6歳と4歳の子供を連れて行ったことです。

子供達は幼稚園のお友達から楽しかったことを聞いていたらしく、行く前から大変楽しみにしていました。そして当日は目の前で繰り広げられる色んなショーやアトラクションに魅せられていました。その反面、普段テレビもあまり見ていないうちの子供達にとっては、ちょっと刺激がきつかったかなと感じることも正直ありました。そして、最後は巨大なクリスマスツリーが点灯され幻想的な雰囲気を堪能し、帰りの車中でも興奮さめやらぬまま家まで帰りました。
それにしても、改めてアメリカ資本のエンターテインメントの完成度の高さにはやはり圧倒されました。子供達が大きくなっても、きっと初めてのUSJはよく覚えていることでしょう。

でも、刺激が強くて圧倒されるようなパフォーマンスであるがゆえに、ちょっと複雑な気持ちにもなってしまいました。USJはそれなりのお金を払うと、それ以上の楽しみや満足感を与えてくれます。確かにそれはそれで素晴らしく、文句を言うつもりは全くありません。ただ、私としては子供達にはそんなUSJでの驚きや圧倒するような演出とは全く違う、言わば毎日の延長線のいたるところにも、楽しさを感じ続けることができるような人であって欲しいなあと、ふと思いました。
上手く言えませんが、例えば、夏ならセミ取りでセミにおしっこを引っかけられてギャーと言ったり、海で水中眼鏡をつけて足下を泳ぐ魚に驚いたり。秋だったら栗拾いに行って、拾った栗から虫がにょろっと出て大騒ぎしたり。冬ならソリに乗って転んで、顔中雪だらけになって、おまけに服の中まで雪が入って、パンツまでベチョベチョになったりと。

いつしか子供達がそれなりに大きくなって、「今までで一番楽しかった想い出は何?」と聞いた時に、「USJ」や「ディズニーランド」という答えがもし帰ってきたとしたら、私はきっと寂しく感じるでしょう。



2011年12月9日金曜日

ガラパゴス・スマートフォン docomo AQUOS PHONE slider SH-02D レポート

スマートフォンには興味があるけど、どうせ使うのは電話とメールだけだし、ボタンがないからどう触っていいんだか全くわかんないんで、買うことを躊躇されている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、私の両親もまさにそんなタイプで、これまで私のiPhone3GSやらGalaxyS2やらを見るたびに、いつも羨ましそうにしながら、「これからこれ(スマホ)が主流になるんやろ」と、良くわからないけどしきりに言うのでした。

そんな両親の携帯も5年以上経ち、さすがに調子が悪くなってきたことから、半年くらい前から、「思い切って携帯を買換えたいので、何かいいのを選んでくれ」という曖昧な依頼がありました。

私の両親は70歳前後ではありますが、比較的早くから携帯を使っていましたので、メールはデコメで送ったりもできます。ですので、らくらくホンみたいなのはあまりにお年寄り向けのシンプル過ぎるのも面白くないし、かと言って一挙にスマートフォンにしてしまうと、本来の目的である電話をかけることすら、多分慣れるまでは大変だろうしなあと、機種の選択に迷っていました。

そうこうしているうちに、先日ドコモから意表をついた商品がでました。SHARPから発売された AQUOS PHONE slider SH-02Dという機種です。これはスマートフォンなのにテンキーがついているという、スティーブ・ジョブスが聞いたらひっくり返るようなプロダクトです。

「これなら、うちの親でも今までの携帯の延長線上の感覚で使えるのでは!?」と直感的に思い、ドコモショップで触らしてもらった後、早速購入することにしました。

本日、実機を入手しましたので、折角ですから親に渡してしまう前に、皆さんに特徴をご紹介したいと思います。

先ず、ドコモの箱は相変わらず何の愛想もありません。









フタを開けると同梱されているのは本体と、充電用具一式とUSBケーブルです。

Apple好きの人からすると目を覆いたくなるような光景かもしれません。








起動中。どんな初期画面が出てくるのか、ワクワクします。











テンキーをスライドして、手に持ったところです。
閉じた状態で持つと少し重いように感じましたが、開けて持つとしっくりときます。

初期設定のホーム画面では、ガラケーっぽい羊のコンシェルジュの後姿も見えます。

こうやって見てみると、スクリーンのちょっと大きめのガラケーのように見えて、スマートフォンであるとを気付かれないかもしれません。

スマートフォンを持つのがちょっとコッパズカシイという方にはむしろいいのかもしれません。


テンキー部分の拡大。特に変わったところはありませんが、通話と終話のアイコンがすっきりしすぎてて分り辛いように思います。

以前私もスライド式の携帯を使っていましたが、それに比べてもキーそのものは、それなりの大きさと膨らみがあって、押しやすく感じました。








電話をかけるときは、これまでのガラケー同様にテンキーで数字を入れていくことができます。

もちろんタッチパネルに表示されたキーを触れることで、入力も可能です。






当然ながら文字の入力もこれまでのガラケーと同じようにテンキーで操作が可能です。同時に、変換候補の選択はスクリーンに表示された文字を手でタッチして選ぶこともできます。

これは慣れると、左手親指でテンキーを押して、右手人差し指で変換候補を選択していくということができますので、実は一番早い文字入力方法になるのではないかと思います。




スマートフォンを使い始めると、一番利用頻度が高くなるという機能は写真撮影です。この機種もごく普通のスマートフォンと全く同じように撮影が可能です。

シャッターはテンキー上についているカーソルキーの真ん中の決定ボタンでも押すこともできます。




ホーム画面一覧というのでマルチスクリーンのように表示ができます。しかしこれは、うちの親は慣れるまではあまり使いこなせるように思いません。


置くだけで充電できる充電器に、父親用と母親用のものを仲良くならべて充電しています。
これも実は便利なんじゃないかと思います。スマートフォンはガラケーに比べて、どうしても電池の持ち時間が短いので、充電の頻度が増えます。
これまでのスマートフォンはUSBケーブルを抜き差しして充電していましたが、置いておくだけだとずいぶんと楽になると思います。
夜寝る前はここに置くことを習慣づけると、バッテリー切れの心配がなくていいのではと思います。


結論からいうと、私はこれはこれで十分有りなのではと思います。
確かに、スペック的には他の新機種に比べて、見劣りするところがあります。LTE対応ではないし、画面サイズも主流に比べたら小さめだし、CPUも特に早いわけではないし、Androidも最新ではないです。

しかしながら私はあえて、ガラパゴス・スマートフォン、「ガラスマ」とでも名付けたいこのプロダクトは、これまで長らくガラケーに慣れ親しんだ方が、特にタッチパネル入力の違和感というハードルを感じずにスマートフォンの機能を楽しめる商品ではと思います。

あと、これはドコモショップの店員さんから聞いた話ですが、通常のスマートフォンは立ち上がっているアプリを終了確認するのに、タスクマネージャが必要な場合があります。この機種では、通話終了ボタンを押すことで、立ちあがっているアプリケーションを終了させることができるとのこと。この機能は、パソコンを全く使ったことがない人も感覚的にわかりやすいのでは思います。

この機種は年齢層が高い方だけでなく、携帯電話を通話に使われる、いろんなところに電話をかける頻度が高い方々にもお勧めできるのではと思います。

私の親も、折角全く同じ機種を買いましたので、二人で仲良くいろんなことを試して、教えあいながら、スマートフォンがもたらす全く新しいITの世界を楽しんでいってほしいと思います。



2011年12月8日木曜日

TechWave大阪勉強会 上原仁さんの話を聞いて

昨日、TechWave大阪勉強会で、マイネット・ジャパン代表取締役の上原仁さんのお話を聞く機会に恵まれた。上原さんと私は起業される以前に勤められていた会社がたまたま同じということもあり、その会社を選んだ理由、そこでやりたかったことなど冒頭の自己紹介の部分から共感できるところが多くあり、勝手ながら親しみを覚えながらお話を聞くことができた。

約1時間半にわたって、単なるベンチャー立ち上げのノウハウとかではなく、大企業での会社勤めから起業し、これまでやってきたことを振返って、本当に事業にとって大切なことについて話をしていただいた。

それにしても、成功の定義は人それぞれによって違うが、それが仮に、自分がこれと思った事業を始め、社会にその価値を認められ、生計をたてることができるようになり、少なからぬ従業員も雇用できるような経営者となることとすると、それらの人には共通したものがあるように思う。

まず、「強く思う」ということ。
上原さんは新入社員のころから、自分は社長になると決めていて、言葉にも出していたという。何となく、「いつか社長になれればいいよなあ」という人は決して社長にはなれないと思う。いや、なれないのではなく、むしろなろうとしていないのではと思う。強く思うことによって、「じゃあ、どうやったらなれるのか」という次の思考に繋がり、それを実現するための行動に進んで行くに違いない。

誰にでも分かるメッセージで伝える。
マイネット・ジャパンのホームページには以下の文章が掲載されている。

私たちは『どこでもドアを実現する』を企業理念としています。
「どこでもドア」の意味するところは、 「会いたいときに、会いたい人に会える社会」の姿です。

この言葉は、社長が自ら語らなくとも、初めてこの会社と出会った人にも、スッと浸透し、会社の向かおうとしている方向が理解できる。

一見無駄に見えることでも、その中に学ぶべきものを見つける。
話を聞いていて、新鮮だったのが「ベンチャーキャピタルから融資を受ける方が、大企業の経営会議で自分の作った資料を幹部から突っ込まれないようにすることよりも簡単。」これは、文字どおり受け取ると誤解してしまうと思う。大企業で幹部への説明資料をせっせと作ることは、現場の人間からすると、これほど無駄なことはないように感じられる。ところが、上原さんはこんな一見無駄に見えるようなことでさえ、「どうやれば相手に分かってもらえるか、安心して意思決定してもらえるか」を職業経験として学ばれていたんだと思う。

スマートにリスクをとる。
大企業からベンチャーの経営者というのは傍目から見ると大胆な転身に見える。事実そうであると思う。しかし、これは無鉄砲に飛び出したということではなく、ちゃんと事前に検証期間を置かれていた。勤め人の間に、自分の年収を一曜日あたりに換算し、それと休日に週一回やったとしてこれくらいは稼ぐべしという目標値をたてて、 自分自身のKPIとして測定し、確信を持った後、これなら独立して行けるという判断につなげたとのこと。

当たり前のことを忠実に実行する。
IT系企業の社長というと、斬新なアイデア一発勝負、最先端技術が何よりものを言うというようなイメージがあるが、決してそれだけではない。短期的にはそれでもいけるが、持続的な事業を営まれている経営者は、むしろごく当たり前のことを着実に実行することを非常に大事にされている。

必死で働く。
そして何よりも、「必死で働く」。上原さんからは「一年365日ですが、700日分くらい働きました」という言葉が出てきた。経営者に限らず、事を成す人は一人の例外無く必死で働いている。必死で働いたから必ずしも成功するとは言えないが、必死で働かずして成功した人など絶対にいない。

終了後、懇親会での他の参加との交流も含め、有益な学びと共感の場であった。

2011年12月6日火曜日

New Kindle 6" 入手しました

前から欲しくて、10月の末に日経がAmazonが電子書籍の国内参入の記事を読んで以来、ずっと我慢してたけど待ちきれなくなってしまったので、US Amazonから直接購入しました。日本ではAmazonが直接販売はしていませんが、出品者から購入可能のようです。

箱を空ける以前に先ず驚いたのが、その物流のすごさ。私が発注をしたのは11/30のPM9:30頃。翌日12/1には"Get ready: Kindle is on the way(準備はいいかい:Kindleが出荷されたよ)"というメールが届き、「Amazon、やっぱりKindleには気合いが入ってる」と思ってたら、なんと明くる日の12/2の夕刻、実機が到着しました!

モノは単行本くらいのサイズの箱に、こんな感じの梱包で入っていました。大きさを理解いただくために缶ビールを置いています。


同梱物はUSBケーブルとフタに差し込まれている薄っぺらい説明書だけです。

起動時はパソコンにUSB接続します。

重さは実測値169g、軽い!ちなみに普段使っているGalaxy S2はケースに入った状態で139g。持った感じは手に当たる面積が広い分、かえってKindleの方が軽く感じるくらいです。

Amazonが提供する電子書籍そのものはこれまでもKindle for PC, Kindle for iPad, Kindle for iPhone, Kindle for Androidで試していました。ところが、私にとっては致命的な使い辛さがありました。それは、いずれも「目が痛くなる」ことでした。私なりに工夫してみて、表示設定を変えて、白黒を反転させて黒字に白文字で使ってみたりしましたが、やっぱり暫く読んでいると目が辛くなってきて読み続けることができませんでした。
Kindle端末の最大の売りはeInkと呼ばれる、電子インクだと思います。これはバックライトを必要としませんので非常に目に優しい。実物を初めて見たときはプラスチックに直接印字したものだと勘違いしたくらいです。これなら目への負担が紙と変わりません。

価格は本体$109.00と送料$12.98で、トータル$120.98。日本円だと78円/$で換算すると9,500円弱になります。英語の本を年に何冊かでも読むことがある人だったら、全部が全部ある訳ではありませんが、Kindleで購入すれば輸入書籍を購入するより安くつきますので、費用対効果が高くて結局得なのではと考えます。

KindleをiPadと機能比較する人もいますが、私はKindleは電子書籍専用端末という全く違う位置づけのディバイスだと考えています。キッチンに置いてある家電で例えれば、Kindleがトースターで、iPadがオーブンレンジでしょうか。後者はあたためたり、グリルしたりパンを焼いたり、色々な料理ができて楽しく重宝します。でも、毎朝食べる食パンはトースターが一番上手にトーストしてくれるような感じです。

2011年11月25日金曜日

Evernote + スマートフォン=究極の名刺管理

Evernoteはずっと以前から、クラウドの本命と言われていたので、一年半以上前にアカウントを作って、アップロードの実験に数回写真をアップしたものの、その後は全然使っていませんでした。ところが、先月参加させてもらったWSWSさんの勉強会で五藤隆介氏の講演を聞いて、その凄さに気づき活用し始めましたので、皆さんにもヒントになればと思いブログに書きます。

はっきり言います。Evernoteの最も絶賛すべき特徴はOCR機能です。OCRとはOptical Character Recognitionの略で、光学式の文字認識の機能です。つまり紙に書かれている文字をテキストデータとして読み取る能力と言っていいでしょう。EvernoteはこのOCR機能が絶品です。

ご存じのとおり、Evernoteはデータをクラウドに保存するサービスです。Evernoteの驚愕すべき機能は、保存されている画像データの中の文字をOCRで認識することができることです。つまり、紙に書かれている文字をデジカメで撮影してEvernote上に保存すると、そこに印刷されている文字をデータとして認識することが可能なのです。

もっと具体的な例で言いますと、名刺をスマートフォンでパシャっと撮影して、Evernoteで保存するだけで、後からそこに印刷されている文字で、その名刺の画像を検索することが可能になるのです。

ただし正直なところ、日本語の認識能力は現段階ではさほど高いとは言えないです。「それじゃ、名前や漢字の会社名は検索できないじゃん」という声が聞こえてきそうですが、実はそれは問題にはなりません。

今の世の中、名刺には殆どメールアドレスが記載されており、アルファベットで表記された名前なり会社名がそこにあります。Evernoteの凄いところは、アルファベットである限り、通常の名刺に印刷されているメールアドレスのような小さな文字でも検出してくれます。

それに、名刺をもらってスマートフォンで写真を撮って、すぐに保存すると撮影した日付時間が分ります。それに、位置情報も付けておくことも可能ですので、後々探し出す時の有力なヒントになります。

データはサービスが存在するかぎりクラウドに存在します。パソコンが変わろうと壊れようと関係ありません。外出先からでもスマートフォンのようにネットにつながる機器さえあれば、必要な連絡先情報を探し出すことが可能です。それに、もう物理的な紙名刺の保存場所や並び順に頭を悩ませる必要もありません。

私はEvernoteのこの機能のお陰で、生まれて初めて名刺をもらって以来、ずっと悩み続けた名刺の管理方法について一挙に問題が解決しました。

ピンとこない人も騙されたと思って、一度やってみて下さい。確実に感動します。
つくづくITは素晴らしいと思います。