昨年末のことです。とある会合で外資券証券会社の経済アナリストと席をとなりにする機会がありました。そのときの会話でふとしたきっかけから次のような言葉がその人の口から発せられました。「最近、海外のアナリストからよく聞かれるんですよ。日本はいつ経済破綻するんだ?って。そのうち円は暴落しますよ」、それも何のためらいもなく。
おそらく、その方は日本国籍ではないこともありデータをもとに客観的にプロとしての意見を述べられたのだと思います。
私はそれを聞いて、ショックと言いますか、悔しいといいますか、日本人の一人として正直いたたまれない気持ちになりました。「そんなことはない!」と反論をしようにも、手元に何らデータはないし、数字も頭にはいってないので、意味のあるまともな議論ができませんでした。私の「そんなことはない!」は「そんなことはない!はず。。」、「そんなことはない!と、信じてるし、そうであってくれ。。」。という感情が先に立ったものでした。
年が変わって、そんなことも忘れていた今日、こんな記事を見かけました。国の借金919兆円=また最大更新―昨年末。見た瞬間、その人の言葉を思い出しました。これは本当にこの国の経済がどんどん大変なことになっている、何とかしなくてはと、本気で危機感が強まりました。経済の破綻は全く起こりえないことではありません。
私は40代前半です。私のおじいちゃんの世代が戦争で命をかけて守ろうとし、そして、お父さんの世代が朝早くから夜遅くまで、家庭を犠牲にしてまで必死で働いて、ここまで築いた国。私は現役の世代の一員として、その日本がこんなことになっていることに重たい責任を感じます。
0 件のコメント:
コメントを投稿