- 新聞紙一面分を縦に半分に折り上から三分の一くらいのところに適当に直径20センチくらいの丸い穴をあけます。
- 竹ひごをバッテンの状態にしてセロハンテープで新聞紙の端っこに止めます。
- 5センチくらいの適当な幅に新聞紙を裂いて、足としてくっ付けます。
- 穴の空いたところで竹ひごを交わし、そこを凧糸でくくります。
どっかのサイトに紹介されていたものを参考に適当に作りました。制作時間は10分程度でしょうか。これが意外によく揚がるのです。
早速、近所の公園で「どっから見ても新聞紙」の凧を揚げていると、男の子を遊ばせに連れてこられていたママさんから「凄いですね、自分で作られたんですか?」「どうやって作るんですか?」と色々質問されました。どうやら、子供さんがちょうど凧上げをしたいと言っていたけど、最近は凧が売ってなくて手に入らなかったとのこと。一通り上に書いた作り方をさらっと教えてあげると喜んでおられました。
公園からの帰り道、そうか、たかが凧もいざお店で買おうとすると探すのが大変なんだなあと思って、家についた後に何気なくAmazonで「凧」と商品検索してみました。すると検索結果は何と803件!これじゃ、見つかったのは良いけど、今度は選ぶのが大変だ。それにしても、リアルの世界では「探す」ことが大変で、ネットの世界では「選ぶ」ことが大変。同じモノなのに皮肉な組み合わせだなあと思いました。
ありとあらゆるモノが溢れかえる現在、私たちは一つのモノを手に入れるために、探すことや、選ぶことでとても時間と労力を実は使っているように思います。凧揚げをするのに凧は当然必要です。でも凧を買うことは手段であって目的ではありません。凧を揚げるという行為を経験することが楽しいわけで、その楽しみをいかに最大化するかが大切だと私は思います。
今回、凧をささっと自分で作ったことで、それを買うために探しまわったり、選んだりする時間を節約することができました。そして、その分の時間を凧を揚げるという本来の目的に回すことができました。さらに、自分で作ったことによって、「今度は穴をこういう風にあけてみよう。ここにテープをしっかり貼って強度を保とう。」といった新たな工夫の楽しさも味わえました。そして、子供達が遊びにあきたら、新聞紙は古新聞入れに、竹ひごは取っておくとまた来年使えます。凧糸は洗って、次は本来購入された目的である、焼豚づくりの時の出番を待ちます。つまり無駄もありません。
本当に楽しむために、モノを「買う」から「作る」という発想の転換もありなのではないかと思います。
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