2010年12月1日水曜日

メラビアンの法則というのをご存じだろうか?

メラビアンの法則というのをご存じだろうか?
Wikipediaから抜粋すると以下のとおり。
「感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。」
私はマネージャー向けのセミナーでこの法則を初めて知った。その時は「話をするときは中身はもちろんだけど、話し方やボディーランゲージが大事なんだよ」と教わったように記憶する。単純な私は、「確かにそうかもしれない」と、自分の部下にセミナーでもらったグラフをプリントして配ったりもした。
ところが、これは正確な解釈ではないらしい。同じくWikipediaによると、「ただしこの実験は「好意・反感などの態度や感情のコミュニケーション」において「メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った」場合、「メッセージの受け手が声の調子や身体言語といったものを重視する」という事を言っているに過ぎない。」とのこと。自己啓発セミナーや話し方教室で恣意的に「中身よりも話し方が一番大事」といったねじ曲がった解釈がされているそうだ。
確かに、私はこの法則について、メラビアンさんがどんな実験をしたのか、導き出した結果の正確な表現は何だったのかを全く理解しようともしていなかった。単にセミナーでグラフを見せられただけで納得させられているようではまだまだダメダメだとまた反省した。

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