2010年11月29日月曜日

Amazonでは☆3つだけど、私はこれはこれでいい本だと思います。

先日 「ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方」というかっこいい名前の本を読みました。ビジネスエリートになりたいのになれないという私のコンプレックスから、ちょっとでもハーバードで勉強している気分になるかなと思って、いつものAmazonで購入しました。私の感想を一言で総括しますと、主要な世界情勢について読みやすく非常に良くまとまっているというところでしょうか。ただ価格が1785円の本としてはもうちょっと小難しくて、よくわからん方が私としては満足度が高かったかもしれません。全然分野が違うので一概に比較できませんが、同じようなアメリカ主要大学講義ものでブームになったマイケルサンデルさんの「これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」に比べると、10倍くらいの速度で理解して読めます。
何よりもこの本でもっとも印象に残ったことは、現在でもハーバード・ビジネス・スクールのMBAの授業で最初に扱うケーススタディーは「Japan Miracle」であるということです。「Japan Miracle」はその名の通り、戦後の日本の奇跡的な復興を意味します。世界の頭脳が集まるハーバードで真っ先に取り上げられるとは本当に名誉なことです。そのことを知って、私は日本人として非常に誇らしく思いました。
そして、バブル後から現在にいたる景気の長期低迷からも知恵と努力で抜け出し、またハーバードで取り上げてもらえるような国になればいいなと思いました。

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